GoPro HERO 8 Black専用NDフィルターの必要性

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GoPro HERO 8専用のNDフィルターについて、その内容と使い方等をこちらで説明していきたいと思います。
記事の最後には動画でも実際にごらんいただけます。

NDフィルターとは?
ND:Neutral Densityの略ですが、簡単に言えばカメラやGoProのサングラスのようなものです。
カメラに入る光の量を抑えてくれるものです。

一体このNDフィルターによってどんな効果があって、必要なのかを検証したいと思います。

結論から言うと、必要であり必要でありません。
どっちやねん、と突っ込みたくなりますが、絶対にないと困るわけではないのです。

例えば、友達と旅行に行っていろんなところで写真を撮る。そこまでカメラにこだわるわけではないのであればなくても全然問題ありません。
私もこれまで使ったこともないですし、必要と感じたこともありません。

それどころか、NDフィルターの存在自体知りませんでした。
それでも撮影してくることができましたし、困ることもなかったです。

実際カメラの性能も昔と比べてかなり性能がアップしているので、全てAUTOでも綺麗に撮ることができています。

では、どんな時にこのNDフィルターが必要になるのでしょうか。

NDフィルターを使うことで撮影の幅が広がる

写真でも動画でも、このNDフィルターを使うことで、かなり撮影の幅が広がります。
例えば一眼レフやミラーレスカメラなどでは、かなり細かく設定を調整することができるので、いろいろと設定や覚えておいたほうが良いことがたくさんありますが、GoProに関して言えば、そこまで覚える必要はありません。
(というかそこまで細かく調整することができないのですが。)

ただNDフィルターを使うには「シャッタースピード」というものを理解しておく必要はあります。
※一眼レフ等だと、「絞り」という言葉も理解しておく必要があります。

ちなみに、絞りとは、レンズから入る光の量を調整してくれる部分のことですが、GoProの場合はF2.8に固定なので
光の入る量をその絞りを使って調整することができません。(F〇〇という数値で表されますが、特にここでは気にする必要はありません)

シャッタースピードですが、遅いほどブラした撮影をすることができて、早いほどはっきりと撮影することができます。
例えば目の前で手のひらを見ながら左右に振ってみてください。
残像のようなものが見えますよね?

これがシャッタースピードが早ければ(1/30よりも1/120の方が早いです)、くっきりと止まったような映像で見えるようになります。
※1/24や1/4より1/120や/240が速くなります。
シャッターが開いている時間の長さを表現しています。

この調整ですが、GoPro内のAUTO設定で任せておくことももちろん可能ですが、編集時にこだわってダイナミックな表現にしたり、映画のように編集したりするのであればGoPro内の設定は一通り覚えておいて損はないと思います。
ワンランク上の映像になります!!

このシャッタースピードですが、速くすればするだけ、光が入る、光がとどまる時間が短くなるので白トビを抑えることもできるのですが、画像がかくかくしたり、劣化する原因にもあります。
特に夏の日差しの強い晴れた日や、雪山での晴れた日などは光が半端なく入ってくるので、AUTO設定だけでは、もれなくカクカクの映像になってしまうことも。

そんなときに役立つのがNDフィルターというわけです。
光の量を減らすことで、シャッタースピードを適正な速度に保つことができるので、思い通りの動画を撮影することができます。

どんな人に向いてるのか?どんな設定で撮るのが最適か

一般的にフレームレートの倍の数値に設定することで、人の目で見たままの情報が映されるといわれています。

フレームレートとは?
例えばテレビの漫画やパラパラ漫画を思い浮かべて欲しいのですが、この枚数が細かく多いほど、滑らかな絵にみえますね。
また、スローモーションも枚数が少ないとすごくカクカクした画になるので、特にスローモーションの時はこのフレームレートを高い数値に設定します。

例えば24fpsで撮影する場合、シャッタースピードは1/48、60fpsで撮影する場合は1/120というような感じです。

晴れた日だとこの設定にすると映像が真っ白になったりして撮影できないのですが、NDフィルターを使うことでこの設定を維持することができます。
さらにシャッタースピードを遅くすることもできるので、表現の幅がさらに広がります。

それから、AUTOで撮るに際にも実はGoProだとNDフィルターは活躍してくれます。
一眼レフなどの本格的なカメラではなくアクションカメラであるGoProはぱっと出してすぐにどこでも、使うことができるので細かな設定をその状況毎にできないことも多くあります。
そんなときに明るすぎて白とびしてしまったり、黒くつぶれてしまってはせっかくの動画が台無しです。

そんなときにNDフィルターを付けているだけで、滑らかな映像を収めることができるのもNDフィルターならではです。

動画のクオリティを上げたい方にも当然おすすめします。
動きの激しい撮影をするときにもシャッタースピードを調整することで滑らかな映像を残すことができます。

どんな種類があるのか

GoProのNDフィルターにはそれぞれ数値が書かれています。
ND8:光の量を1/8にしてくれます。
ND16:光の量を1/16にしてくれます。
ND32:光の量を1/32にしてくれます。

数字が大きいほど色が濃く、小さいほど色が薄いサングラスだと思ってください。
こちらが実際に下の動画で装着しているNDフィルターです

こちらも同じくND8~32のフィルターです(私が購入時にはなかった商品です)

それぞれマグネットで簡単に脱着できるので手間もかかりません。
夏の晴れた日だと相当光が入ってくるので、外での撮影はかなり厳しいですが、NDフィルターを使うことで外の撮影も可能になります。

一眼レフカメラだとこのフィルターの数値がND2やND256や500台などのものもあります。

ただ、あくまでもGoPro8にそのまま取り付けるので、海の中では使えません。
海の中ではまた別のフィルターが存在します。

海の青をより強調したりできます。

そちらはまた別の機会にご紹介しますね。

まとめ

今回はGoPro8専用のNDフィルターをご紹介しましたが、カクカクとした映像ではなく綺麗な動画で残しておきたい方や映像でお仕事をしている方にはお薦めのカメラの一つです。
2020年9月17日にGoPro9が発売されました。

こちらはGoPro8よりさらに進化したものですが、このあたりの違いも今後解説していきます。

では、締めくくりとして実際にGoPro8に装着して撮影してきているので、そちらも参考にしてみてください。

GoPro8 NDフィルター比較動画➀

GoPro8 NDフィルター比較動画➁(フラットカラー/GoProカラー)

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