無料版とは思えないくらい充実した機能を使える動画編集ソフトDaVinci Resolve 17は、動画クリエイターであれば誰もが知っているソフトで、多くのプロの編集者も愛用しています。
そんなDaVinci Resolve 17ですが、どんなパソコンでも使えるのでしょうか。
折角充実している機能も、パソコンのスペックが対応できないものであれば意味がありません。
そこで今回はDaVinci Resolve 16を使うのに必要なパソコンのスペックについて解説いたします。
DaVinci Resolve 17とは
DaVinci Resolve 17とは動画編集ソフトのことで、無料版でかなり使えると動画クリエイター達からも絶大な支持を得ています。
無料版だけでプロ仕様のハイクオリティな動画が制作できるため、実際プロとして活躍している動画クリエイターにも愛用している人が多く、動画編集に触れたことがある人ならば誰でも知っていると言っても過言ではありません。
※ちなみにDaVinci Resolve 16の詳細はこちらの記事でも紹介しています。
DaVinci Resolve 176を使うのに必要なパソコンのスペック
それではDaVinci Resolve 17を使うのに必要なパソコンのスペックについて見ていきましょう。
動画編集作業をおこなうわけですから、ある程度のスペックが必要となります。
ここではできるだけシンプルにお伝えしていきたいと思います。
CPU
パソコンの処理能力を決めるCPUは、動画編集をスムーズにおこなうためには少なくともIntel Core i5以上が望ましいです。
メモリ
パソコンの動作効率を左右するメモリは最低でも16GBは欲しいところです。
フルHD動画を扱うのであれば、ギリギリ8GBでも不可能ではありませんが、ストレスなく編集作業をおこないたければ16GBは必要だと思っておいた方が良いでしょう。
ストレージ
データ保管のストレージは、HDDよりもSSDがおすすめです。
ストレージに保存したデータをメモリに呼び起こして作業し、またストレージに保存するのですが、HDDよりもSDDの方が、データの読み込みスピード、書き込みスピードが速く、サクサクと作業を進めることができます。
画面のサイズ
動画編集では、プレビュー画面の他にも様々なツールを表示させて作業を進めていくため、画面のサイズは大きい方が作業しやすいです。
デスクトップで動画編集をするのであれば、最低でも15インチ以上は欲しいところです。
※動画編集に必要なパソコンのスペックの詳細はこちらの記事でもご紹介しております。
ノートパソコンかデスクトップか
DaVinci Resolve 17を使って動画編集をするのに、ノートパソコンではいけないのでしょうか。
結論から言えば、ノートパソコンでもDaVinci Resolve 17で動画編集をすることはできます。
ただし、動画編集に適しているのはノートパソコンよりもデスクトップであり、動画編集に最適なパソコンの場合はデスクトップの方がコストパフォーマンスが良いです。
ノートパソコンは、小型化するために放熱性や拡張性を犠牲にしているため、後付けでスペックを上げることができません。
そして画面も小さく、作業のストレスとなります。
また、小型化することにコストをつぎ込んでいるため、同じスペックの場合デスクトップよりも高額となります。
デスクトップの場合、ノートパソコンに比べて安価で、更に後からスペックを上げることができるため、これから動画編集をやろうとしている方にはおすすめです。
グラフィックボードは必要?
グラフィックボード、通称「グラボ」は映像を出力する機能をもつパソコンのツールです。
一応グラフィックボードを搭載していなくても動画編集はできます。
そのため、グラフィックボードは必ずしも動画編集に絶対に必要とは言えません。
(※2021年8月現在、個人的にはグラフィックボードは必須になってきています。)
元々パソコンに搭載されているCPUでは出力に時間がかかり、結構なストレスになります。
よりサクサクとストレスフリーに動画編集を進めたい方にはグラフィックボードの導入をおすすめします。
4Kの動画編集をするならば高スペックが断然おすすめ
美しい映像で私たちを魅了する4K動画。
DaVinci Resolve 17では、もちろん4K動画も編集できます。
ただ、4K動画を編集するためにはパソコンのスペックも上げなくてはなりません。
正確には「上げなくてはならない」というわけではなく「上げた方が良い」ですが、4K動画はとても容量が大きくなってしまうため、これに対応できるスペックでないと動画編集作業がスムーズに進まず、イライラしてしまいます。
そのため、4K動画編集には高スペックのパソコンをおすすめします。
下記にスペックの目安をまとめました。
・メモリ:32GB以上が望ましいです。最低でも16GBは必要です。
・ストレージ:少なくてもSSD512G、HDD2-3TBが望ましいです。
先ほどご紹介したグラフィックボードについても、これが無くても動画編集はできますが、これから本気で動画編集を始めるにはあった方が良いです。
CPUよりも断然スピーディーに出力してくれるため、スムーズに編集作業をすすめることができます。
4Kの動画編集にはBTOパソコンがおすすめ
4Kの動画編集をストレスなくスムーズにおこなうためには、高スペックのパソコンがあった方が良いと述べました。
しかし世の中に出回っているパソコンが全て動画編集に適したものとは限りません。
画面が小さい、値段が異常に高い、ストレージだけが足りない、など高スペックであっても動画編集には向いていないパソコンもあります。
そんな時におすすめなのがBTOパソコンです。
BTOパソコンとは「Build To Order」の略で、受注生産のパソコンのことです。
要するに、パソコンをカスタマイズして発注できるのです。
BTOパソコンを発注すれば、動画編集に特化したパソコンをカスタマイズできて、自分が作りたい動画をストレスなく作れるような機能を備えたパソコンが完成します。
既製品のものよりも自分に合ったパソコンが手に入るので、特にスペックの高さが物を言う4K動画編集をやりたい方にはBTOパソコンをおすすめいたします。
※BTOパソコンについて詳しくはこちらを参考にしてみてください。
ちなみに無料トレーニングはできる?
Black Magic Design公式サイトで無料公開されている動画で学ぶことができます。
公式サイトはこちら→
https://www.blackmagicdesign.com/jp/products/davinciresolve/
最近はYouTubeでも日本人の方に紹介され始めてます。
他にも初めて使う方向けの公式ガイドブックも。
ここで紹介するDaVinci Resolve 16では、すでに日本語版がでているのでそちらで学ぶことができます。
一通りの操作は体験できるかなと思います。
まとめ
無料で動画編集ができるソフトDaVinci Resolve 16を使って動画編集するのに必要なパソコンのスペックについて解説いたしました。
4K動画を編集したいのか、それ以外の動画を編集したいのかによっても、必要となるパソコンのスペックは異なります。
自分が編集したい動画はどのタイプなのかしっかり見極めてパソコンを選びましょう。
4K動画編集にはBTOパソコンがおすすめです。
自分に合ったパソコンを使って快適な動画編集ライフを送りましょう。