今や小学生の「なりたい職業」ナンバーワンを誇るYoutuberですが、憧れのYoutuberを目指す上で必要なスキルにはどのようなものがあるのでしょうか。
動画を作って配信する仕事ですので、当然動画作りのスキルは必要です。動画作り、つまり動画編集のスキルの事ですが、この作業に向いている人はいったいどのような人なのでしょうか。
今回は、Youtubeの動画を作る上で必要なスキルと、動画編集に向いている人についてご紹介いたします。
動画編集に才能やセンスは必要？
そもそも、動画編集には才能やセンスが必要なのでしょうか。
答えは簡単です。動画編集そのものは、誰でもできます。ただし、クオリティの高い動画、話題となり注目される動画を編集するのには、センスが必要となります。
生まれ持った才能やセンスがあれば、それほど苦労せずとも素晴らしい動画が作れるかもしれません。
しかし、努力や経験を重ねる事によってセンスは身についていきます。
勿論、人により得意不得意がありますので、向いている作業や、向いていない作業が出てくる事もあるでしょう。そういった場合には、苦手な作業は得意な人に任せるなど、複数の人で協力し合って動画を作り上げるというのもひとつの手です。
Youtube用の動画制作で苦労すること
それではここで、Youtube用の動画を作るにあたり、苦労するポイントをまとめてみましょう。
ネタ集め・考案
まず、どのような動画を作りYoutubeに投稿するのか、ネタを集めて企画を考案しなければなりません。
「パクリ」と言われないようにネタ被りを防ぎ、オーディエンスの興味関心を引くようなネタを出さなければならないため、この第一段階で頭を悩ませるYoutuberは多いです。
動画の構成・シナリオ作り
続いて、動画の構成を考え、シナリオを作るところにも苦労があります。
オーディエンスを飽きさせずに最後まで動画を観てもらえるように、また、リピーターとなり他の動画も観たいと思ってもらえるように、ひいてはチャンネル登録してもらえるように、動画の構成を考えるのはとても大変な作業ですし、センスも必要です。
動画編集
ネタを元に構成を考えて撮影したものを編集する段階にも苦労はつきものです。
動画編集には、とにかく時間と手間がかかります。プロとして一本で活躍しているYoutuberでも、編集クオリティが高い動画を作ろうと思うと、わずか30分足らずの動画を作るのにほぼ丸一日かかってしまうという事も。
動画そのものが面白く、ほとんど編集せずにアップロードしてもオーディエンスが食いついてくれるケースもありますが、あまり長い動画には向きません。
20分以上の動画を作る場合は、テレビ番組のように編集した方が飽きずに見てもらえるので、時間をかけてもきちんと動画編集をした方が良いと言えるでしょう。
動画をコンスタントにアップロードし続ける
Youtuberが抱えている最大の苦労は、コンスタントにアップロードし続ける事と言っても過言ではありません。
売れっ子Youtuberの多くは、毎日1本から2本の動画をアップロードし続けています。
ネタを集めて企画して構成などを考えて撮影して、それから編集に何時間もかけてアップロードして・・・という行為を毎日毎日繰り返すのです。
継続力と根性が無ければ、なかなか続けられるものではありません。
動画制作に生かせるスキル
Youtube動画を作るには、苦労が沢山付きまとうという事が分かりましたが、それぞれの苦労ポイントには、生かせるスキルがあり、そのスキルを持っていれば苦労も乗り越えられます。
それでは、動画制作に生かせるスキルを見ていきましょう。
企画力
まず、企画力です。これは、ネタ集めや企画構成、シナリオ作りなどに役に立つスキルです。
ひらめき力やリサーチ力があり、好奇心旺盛で「もし○○だったら」や「○○を試したらどうなるだろう」など「やってみたい」という事が沢山ある人に備わっている能力です。
撮影力
動画作りに必須のスキルです。カメラワークが下手だと、見ていても動画そのものを楽しめません。手ブレなど言語道断です。「寄り」や「引き」などのセンスも大切です。
1人で動画を作るYoutuberは固定カメラで撮影（自撮り）する事が多いですが、複数で撮影する場合には、カメラマンの腕も良い動画を作る大切なポイントとなります。
トーク力
演者に必要なスキルです。何か喋る必要がある動画を作る場合には、トーク力が大切です。
生まれ持った才能も大きく影響しますが、人気の動画を研究したり、何度も練習してトーク力を磨いたりする事で、スキルアップできます。
編集力
撮影した動画をそのままアップロードするタイプの動画でない限り、最も大切なパートが編集となります。編集力が動画作りの要と言っても過言では無い暗い重要です。
カット編集、エフェクトの入れ方、テロップや効果音の使い方、他、様々なセンスが問われます。
ライティング力
突然動画と関係の無いスキルが登場したように思われてしまいそうですが、ライティング力とは、すなわちシナリオ力であり、トーク力であり、編集力であります。
要するに、言葉を操るスキルなので、動画で話す内容や言葉の選び方、テロップのセンスなどは、このライティング力で決まります。
動画編集スキルを持っていると役立つ2つのメリット
動画作りに役立つスキルを見てきましたが、ここでは動画編集スキルに着目します。
動画編集スキルを持っていると役立つメリットは2つあり、動画作りでとても重要なメリットとなります。
作業が速いため編集にかかる時間が短い
動画編集のスキルが高いと、効率よく手早く作業する事ができます。
そのため、編集にかかる時間が短くて済むので、毎日コンスタントにアップロードし続ける上でも、このスキルはとても役に立ちます。
例えば、30分の動画を作成するのに慣れない初心者が6時間かかる場合、高度な編集スキルを持っている人が2時間程度で仕上げられれば、その負担には歴然の差が生まれるわけです。
毎日6時間という長時間を編集に割く事は相当大変な事ですが、2時間程度ならば続けられる可能性が格段に上がります。
クオリティの高い動画を作れる
動画編集スキルを磨けば磨くほど、当然ですがクオリティの高い動画を作る事ができるようになります。
エフェクトを使いこなしたり、動画編集ソフトのツールについての知識や活用方法を熟知して動画編集に生かしたり、カット編集もスキルを磨けばプロの仕上がりとなります。
視聴数を稼ぎ、チャンネル登録数を伸ばすためには、やはり魅力的な動画を作る事が必須となりますので、高いクオリティの動画を作れば自ずとYoutuberとしての知名度も上がっていく事でしょう。
動画編集に向いている人
さて、ではここで、動画編集に向いている人はどんな人なのか、ご紹介します。
当てはまっているな、と感じた方は動画編集に向いていると胸を張ってチャレンジしてみてください。
あまり当てはまるものがないけれど動画編集をやりたいという方は、向いている人の特徴を学び、向いている人に近づけるように積極的に色々な物事にアプローチしてみてください。
好奇心旺盛でチャレンジ精神のある人
動画編集ソフトにはどんな機能がついているのだろう、これを使うとどんな効果が得られるのだろう、と好奇心をもって動画編集に取り組める人は動画編集に向いています。
また、より良い動画を作るために、色々な手法を試してみるチャレンジ精神のある人も、向いています。
普段の生活でも、様々な事に興味を持ったりチャレンジしたりする事に喜びを感じられる人は、動画編集に於いてもその特性を十分に生かせるでしょう。
ひとつの事に熱心に取り組める人
動画編集は、言わば職人のような作業です。パソコンの画面と向き合って、ひたすらコツコツと作業を重ねていく作業で、「ものづくり」にも通ずるものがあります。
そんな職人業のような一面を持つ動画編集に向いている人は、ひとつの事に熱心に取り組める人です。
飽きっぽくすぐに投げ出してしまうのではなく、ひとかどのものになるまで根気強くじっくりと腕を磨く事ができる人は、動画編集でも努力を実らせる事ができます。
テレビ番組やネット動画を観るのが好きな人
動画編集に向いている人の特徴の最後は、テレビ番組やネット動画を観るのが好きな人です。
特にバラエティやドキュメンタリーなど、編集がものを言う映像をよく観る人は、自然と数多くの編集のテクニックを観てきているため動画編集のセンスが無意識的に磨かれています。
このセンスは、自分で動画編集をする際にも必ず生きてきます。
スキルを身につければ動画編集は誰にでもできる
動画編集に向いている人を紹介しましたが、最初に述べた通り、動画編集はスキルを身につければ誰にでもできる事です。
自分は向いていないようだから諦めようと言って何もやらなければゼロのままです。向き不向きはありますが、やってみたいと思ったらまずはチャレンジしてみない事には何も始まりません。
Youtubeだけで食べていくには努力や才能が必要ですし、時には運さえも必要となります。
しかし「やってみなければ分からない」という事と「誰でもやれる」という事がYoutubeの良いところでもあります。
少しでも興味のある方は、まず始めてみるという事が大切です。
まとめ
Youtuberを目指す上で必要な能力や、動画作りの大変さ、その中でも動画編集スキルの重要性と向いている人の特性などを紹介しました。
得手不得手は人それぞれです。文中でも述べた通り、なんでもかんでも一人でやろうとするだけでなく、時には誰かと協力してチャンネルを作ってみる事もYoutuberとして成功する可能性を秘めているかもしれません。
何よりも大切な事は、とにかく「やってみる」という事です。怖がらずに初めの一歩を踏み出してみてください。
