沖縄本島の旅行もいいけど、たまにはちょっと足を伸ばして沖縄近郊離島にも行ってみたいな~なんて思っている人もいるのではないでしょうか。
でも離島って行ったことがないと、どんなところなのか?遊び方や宿泊施設、美味しい食事処など知らないこともたくさんありますよね。
これから沖縄近郊離島の旅行に行きたいと思っているあなたに、離島ならではの魅力について紹介していきたいと思います。
是非旅行の参考にしてみてくださいね。
渡嘉敷島
沖縄の数ある離島のなかでも日帰りでも行けるアクセスの良さと、ケラマブルーと呼ばれる一面に広がるとても美しい海が楽しめる魅力的な島です。
慶良間諸島はいくつかの島の総称になりますが、そのなかでも最も面積が広く観光地としても適しています。
のんびりとした沖縄本島とは違う雰囲気が楽しめると、女性の間でも好評です。一度行くと毎年行きたくなるとリピーターも急増しています。
旅行の計画について
沖縄本島からは那覇にある泊港から高速船「マリンライナーとかしき」に乗って約35分、フェリーだと約70分で到着します。
船の本数は少なく(夏季・冬季でも時間や本数に違いがあり)、観光地としても人気があるので泊港には早めに行き、船のチケットを発行するのをおすすめします。
また高速船でも揺れるので、船酔いが心配な人は酔い止めの薬は持っていったほうがいいかもしれません。
もし船に強い人は2階の席に乗ると渡嘉敷島に近付くほどに真っ青な群青色になる海を見れるのでおすすめです。
日帰りで帰る場合、高速船は朝9:00発、フェリーは10:00発なのでこれに乗れば十分な時間、遊べます。
高速船の最優が17:30なので丸一日楽しめます。
観光名所
渡嘉敷島といえば「阿波連ビーチ」と「とかしくビーチ」がメジャースポットです。
阿波連ビーチの場合、送迎用のバスが船の入船に合わせて港に止まっているので安心です。
とかしくビーチに行く場合、予約をしていないと送迎用のバスはありませんので注意してくださいね。
とかしくビーチは天然ビーチになりウミガメが姿を表すビーチとしても知られています。
運が良ければウミガメと一緒に泳ぐ感動体験ができるかも。
阿波連ビーチまでの送迎を降りると、のどかなマリンショップが出迎えてくれます。
猫が歩いていたり、マリンショップの受付をおばあがしているお店があったりと、ゆったりとした時間が流れています。
他にも、阿波連ビーチから800m沖合に浮いている「ハナリ島」へは、渡しボートを使って移動します。無人島でほぼ貸切状態で美しい海を満喫できます。
また渡嘉敷島は高低差のある島なので、あちこちに展望台が設置されています。
この展望台巡りをするのも楽しいかもしれません。
渡嘉敷港から一番近い展望台といえば「港の見える丘展望台」になり、美しい海と入船の姿を一緒に楽しめる絶景スポットです。
ゆっくりと集落を歩きながら、渡嘉敷島ならではの暮らしを見て回るのもおすすめです。
名産品やお土産
渡嘉敷島でお土産を購入するなら玄関口である「渡嘉敷港旅客ターミナル」でお土産を購入します。(殆どの船はここに着きますが、座間味島経由で来た場合は阿波連港につきます)
渡嘉敷島の名産といえば「まぐろ」「琉球ばらいちご(※季節限定)」「島らっきょう」など島原産のフルーツや野菜を使った加工品のお土産は絶対に外せません。
渡嘉敷港旅客ターミナルのなかにある、小さな「島育ち」とという屋台が出ているのでここは絶対に見逃さないようにしてくださいね。
ただしどれも数量限定なので、すぐに売り切れてしまいお目当てのものがない…なんてこともあります。
どうしても欲しいお土産があるなら始めに買っておいたほうが安心です。
アクティビティや遊び場所
渡嘉敷島では、他の離島に比べると少ないもののシュノーケルやダイビング、バナナボートなどのマリンアクティビティがあります。
なかでも昼と夜で全く違う海の景観を楽しめるナイトダイブは是非とも経験して欲しいものです。
昼間見えなかった生物が、夜になると活発に活動するなど、昼間とは違う珍しい生物の宝庫です。
渡嘉敷島はちょっと海に潜るだけでも種類豊富な魚がいる島なので、潜らないのはもったいないかも。
また海以外でも集落をめぐるプランなどもあるので、事前に予約して楽しんでみてくださいね。
宿泊場所、ホテル等
渡嘉敷島のなかにあるおしゃれなホテルです。
とかしくマリンビレッジ
慶良間諸島の中で唯一、ビーチサイドにあるホテルです。
全56室と規模も大きめなので、ファミリーでの宿泊にも向いています。
ホテルの目の前は真っ白な砂浜が広がるとかしくビーチもありますし、早朝お散歩するとかなりの確率でウミガメと遭遇できます。
ホテルの部屋は和室・洋室と選べますし、比較的宿泊料金もお得なホテルです。
とかしくビーチまで徒歩10秒の好立地と、渡嘉敷島のなかでも静かで落ち着く空間ともいえます。
渡嘉敷島の自然を満喫しながら過ごしたい人にも最適なホテルです。
ケラマテラス
阿波連集落周辺にある洗練された人気ホテルです。
ビーチから徒歩2分の場所にあるので、海で思いっきり遊んでホテルでのんびり過ごすこともできます。
外観は白亜のおしゃれな建物に、内観はアジアンテイストで上品にまとまった居心地のいい空間です。
阿波連集落にあるホテルは、民宿よりのところが多い中、ケラマテラスはラグジュアリーな雰囲気を感じます。
まさにリゾートホテルらしい場所なので、女性同士の旅行やカップルでの宿泊にもおすすめです。
客室は全7室と少ないのでシーズンに行くなら早めの予約必須です。
部屋の形も種類がありロフト付きのもの、ラグジュアリーな部屋、スタンダードな部屋などもあります。
すべての部屋にジェットバスがついているのも至福のひとときです。
おすすめの食事処
café島むん+
渡嘉敷島のなかでも貴重なイタリアンを手頃な価格で楽しめます。
ランチも楽しめますし夜は本格的なので何度でも行きたくなります。
お店の店長やスタッフは渡嘉敷島で育った地元の人ですし、島の食材を使った家庭料理や美味しいワイン、おつまみもあります。
外観もおしゃれでかわいいこともあり、女性のお客さんも多いので安心できます。
メニューの種類は豊富ですが、ビール好きにとってはハートランドのみしかないので物足りないかも。
ラグーを使ったスパゲッティや、島野菜をたっぷり使ったラタトゥーユなど渡嘉敷島の野菜を存分に満喫できます。
ちなみにランチはすべて900円と安いので一度は足を運んでみたくなる、渡嘉敷島のおしゃれなイタリアンです。
喰呑屋バラック
昼間はランチが楽しめ、夜になると居酒屋になるお店です。
山小屋のような外観が特徴でもあり台風対策として、建物に直接取り付けられた看板が沖縄らしいですね。
こちらのお店に来たら一度食べて欲しいのが「刺し身の酢味噌和え」です。
ランチの定食のおかずとしても人気がありますし、夜はお酒のつまみとして出てきます。
もともとお刺身も美味しいのですが酢味噌との相性もよく、ちょっと食欲がわかないときにもさっぱりしています。
沖縄料理も揃えているのでじゅーしいや沖縄そばなどもあり、沖縄らしさと美味しいお酒の両方を楽しめるお店です。
杉の木を使った開放的な空間での食事は癒やされます。
古宇利島
沖縄本島から古宇利大橋で繋がった離島です。
2005年に全長1,960mにもなる橋が開通したことによって車で気軽に移動できる島になりました。
古宇利島は沖縄の祖先である「琉球民族」が生まれた場所としても知られています。
そのため古宇利島にはアダムとイブの伝説が残されており、恋島なんてロマンチックな名前で呼ばれている場所です。
旅行の計画について
古宇利島は沖縄本島の北部にある屋我地島の北部にあります。
人が住んでいる島ですが、周囲は約8kmととても小さく、車だとたったの10分で回れてしまう島です。
那覇空港からだと車で移動すること1時間30分と、ちょっと時間がかかります。
他にもツアーバスや那覇から出ている高速バスに乗り、名護方面から屋我地島方面に乗り換えて古宇利島に移動できます。
徒歩ではとてもじゃないけど遠いので車での移動をおすすめします。
観光名所
古宇利島は周囲を沖縄一美しいと言われる海で囲まれた場所です。
例えば代表的なのは「古宇利ビーチ」ですし、ハートロックで有名な「ティーヌ浜」、自然の姿が残る白浜の「トケイ浜」などどれをとっても美しい光景が広がります。
小さい島なのでこれらのビーチを巡って比較するのも楽しいかもしれません。
このなかで海水浴をするなら古宇利ビーチがおすすめです。
古宇利大橋を降りてすぐの場所にあること、遠浅なので海水浴にむいています。
夜には満点の星空が広がるのでのんびりと空を眺めながら過ごすのもロマンチックです。
また、島の中心にある「オーシャンタワー」は海抜82mの場所から島全体を眺めることのできる人気スポットです。
自動運転のカートを使って高台に移動するのですが、他の場所ではなかなかないので面白いですね。
登っている途中で古宇利島の美しい海を眺めることができるので、ちょっとした観光にもおすすめ。
また滝の流れる庭園があったりレストラン・貝の博物館、お土産などもあり雨の日でも楽しめる場所です。
名産品やお土産
古宇利島の名物といえばやっぱり「うに」ですよね。
本来であれば冬が旬のうにですが、古宇利島は夏が旬なので、観光と一緒に美味しいうにも食べられる貴重な場所でもあります。
夏になるとうにの看板があちこちに立っているのでうにを目当てに行く人も多いのだとか。
トロトロの絶品うにが楽しめるので、古宇利島に来た人は是非!
また、古宇利島のオーシャンタワー限定の「カボニー」もお土産にはおすすめです。
古宇利島原産の島かぼちゃがたっぷりと入ったおまんじゅうで、ミルク風味の皮がしっとりとしている洋風で優しい味わいです。
他では購入できないこともあり、お土産にする人が多いお菓子です。
もともと農家さんの手で一つ一つ丁寧に作られたもので、天然の甘さが楽しめます。
アクティビティや遊び場所
古宇利島では、アクティビティも一緒に楽しめます。
例えば「マーブル」や「ジェットスキー」「バナナボート」など、何かに乗って移動するものがメインです。
スピード系のアクティビティなので、古宇利島周辺の海を思いっきり走り回っちゃいましょう。
他にもシュノーケルやカヤック、ボートで移動するダイビングなども経験でき、アクティビティはかなり充実しているといえるのではないでしょうか。
宿泊場所、ホテル等
古宇利島にはオーシャンビューを楽しめる、小規模のホテルがありカップルや女性同士でのんびりと楽しみたい人におすすめです。
MUKAKA VILLA 古宇利島
1日1組み限定の珍しいホテルです。
周辺は沖縄ならではのさとうきび畑が広がり、まわりの目を気にすることのないプライベートな空間です。
お部屋はナチュラルな印象の広々とした空間になり、室内・室外の両方にお風呂がるいています。
しかも室外にあるのはジャグジー付きといたれりつくせりの空間です。ビーチまでも徒歩3分の立地の良さも人気です。
アレッタ古宇利リゾート
コンドミニアムタイプのホテルで、まるで移住してきたかのような気持ちで宿泊できます。
すべての部屋にある外風呂に入りながら、古宇利島の美しい海や空を一望できる、まさにリゾートホテルならではの魅力に溢れています。
琉球赤瓦を使ったり、琉球畳など沖縄の文化に触れられること、またキッチン付きなので、簡単な料理を自分で作って食べられるのもいいですね。
長期滞在を考えている人にも最適です。
おすすめの食事処
古宇利島はおしゃれで美味しい食事処がたくさんあります。
むらの茶屋
沖縄料理を楽しみたい人におすすめなのが、むらの茶屋です。
ここでは古宇利島原産の美味しいうにが食べられるだけでなく、沖縄そば・海ぶどう・もずく酢・あぐー定食などどれをとっても絶品です。
しかも席から古宇利大橋を見下ろせる、素敵なロケーションなのでのんびりと過ごしたい人にも。
うには通年通して楽しめる貴重なお店なので、シーズンを問わずに一度足を運んでみてくださいね。
古宇利島カフェ
古宇利島大橋を渡ってすぐの場所にあるおしゃれなカフェです。
店内は白い砂が敷き詰められておりまさに癒やしの空間が広がります。
テラス席もあり海を眺めながら食事を楽しむことも。
島ピザや沖縄そば・海鮮丼・あぐー豚丼・手作りハンバーグなどメニューも豊富でどれも美味しいです。
ちょっと入るのに勇気が入りますが、古宇利島に来たら是非行ってみてくださいね。
まとめ
沖縄近郊離島のなかでも特におすすめの渡嘉敷島・古宇利島について紹介しました。
本島とは違った魅力にあふれる場所です。
のんびりとした島時間をあなたも体験してみませんか。